こどもの着物、肩上げ腰上げの寸法
一年毎に着丈の変わる子供の、着物の腰上げと肩上げの寸法の基本的なことを、ざっくりと簡単に載せておきます。
裄の計り方は、首の付け根から手首のぐりぐりまでの長さです。
肩上げの縫い終わりの位置は、袖付けの位置よりも上になります。
身長にもよりますが、この図は、3歳~5歳くらいのものと思ってください。。
6歳以上のお子さんの腰上げの位置は、成長に合わせてもう少し上にします。
この図より“腰上げの山”の位置が上になります。
身丈とは、仕立て上がったままの丈(長さ)で、腰上げをしていない状態です。
着丈とは、着る人の身長に合わせて腰上げをした丈(長さ)です。
お子さんの着付けは、三尺を胸高に締め、身幅に合わせてキリッとしたリボン結びにするとかわいいです。
長く垂れた結び方は、可愛いお子さんの姿には合いません。
肩上げ腰上げは、子供の着物にはなくてはならないもので、子供の着物であるという証です。
“空ー風”ブログで、アクセス数の多かった記事を再投稿しました。
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hiro様
冬の寝巻は、たぶんネルだったと思いますが記憶にありません。
パジャマが寝巻に替わったのは、いつ頃からだったのでしょうね。
投稿: krim | 2011年9月 1日 (木) 20時06分
こんにちわ。
hiroです。
私の兄弟は長兄と次兄の二人の兄と弟とが居て、次兄とは3歳離れていました。
私の着る物は次兄のお下がりがほとんどでした。弟とは6歳も離れていたので、私のお下がりは多分着せていなかったでしょう。
冬の寝巻はネルでした。記事中の図のように肩上げや腰上げしてあったこと思い出しました。当時母親は次兄の着用していた寝巻を手直しながら私に着せていたんだと思った次第です。
記事を読みながら遠く過ぎ去った、子供時代の、あんなこと、こんなこと、懐古しました。
投稿: hiro | 2011年8月31日 (水) 10時27分