ドナルド・キーンさん、「お帰りなさい!」
東北大震災が起こった後、日本文学研究者のドナルド・キーン氏(米国人)が日本国籍を取得し帰化することを公表しました。
コロンビア大学の院生への最終講義で、『88歳は日本では重要な年(米寿)、私も人生をチェンジすべきと考え日本で残りの人生を全うすることにした。』
『日本という女性と結婚』すると言われました。
日本(特に東北)が、困難に瀕している今、寄り添って役に立ちたいという心境なのだとろうと思いました。
キーン氏が日本に興味をひかれたのは、源氏物語に出会ったことがきっかけのようです。
日本文学研究者として、私の尺度では計れないほど偉大な方という事くらいしか知りません。
『日本で死ぬことはとっても相応しいこと。』という思いと『日本人になって生涯を終えるという決心』をどう受け止めれば良いのだろう。と、、、、
嬉しい反面戸惑いもありましたけど『帰化は、長い間驚くほどの親切さで接してくれた日本人へのせめてもの恩返し』なのだそうです。
それに、一番住みやすい所は日本で、日本にいると一番落ち着くと言われました。
35年前に東京に家を買って、一年の3分の2は日本で過ごしてきたそうですから、それなら、是非是非日本人になって下さい。日本にず~と長~く安寧にお過ごし下さい。と申し上げたいと思います。
今日(9月1日)、成田に到着後の会見で『やっと日本に来ることができて、嬉しい。今日は曇っているが雲の合間に日本の畑が見えて美しいと思った』
そして、被災地へは『希望があれば災害を乗り越えることができる。』とエールをおくられたようです。
被災地への訪問なども計画されているそうです。
「ドナルド・キーンさん、お帰りなさい!」
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