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2021年10月14日 (木)

老犬の死に会い、歩んできた人生が垣間見えた素敵な人

私自身は、ペットを飼ったことがありません。

子供のころ、犬は番犬でした。ペットという観念はありませんでした。

染色教室に通ってた頃の友人が、何かの支援のためのバザーを開くというので、箱の中で眠っている食器などを取りに来ていただことがありました。その時2匹のゴールデンレトリバーを連れていました。

子供のころに大きな犬に追いかけられてからは、トラウマで犬には距離を置いてみている方でしたがおとなしく利口そうな2匹に「凄くお利巧なのね!お行儀が良いし。」と言ったところ「褒められているのが分かってるの。」と笑っていました。

「えっ、そうなの!」とその時初めて、初対面なのに人の気持ちが通じていることを知りました。私の場合、犬が嫌いなのではなく苦手なのです。

染色の先生のお宅には、チワワがいました。

看護師をされている方に頼まれて、ずっと面倒を見ていたようですが、結局先生のお宅で飼われることになりました。一人暮らしの看護師さんには無理だったようですが、とても懐いていたそうですから、犬も看護師さんも可哀想だと思いました。

その子が人懐っこくて、私が座っていると膝に乗ってくるんですけど、どうしてよいのか分からないんですね!私には。

困っていると「犬好きは、かまい過ぎるから犬が嫌がるけど、そっとしておいてくれる人の処には行くのよ。」と言ってそっと連れて行ってくださいました。犬嫌いな人のところにも行かないと思います。(笑)

実家を出た後は、ずっとペット禁止の集合住宅暮らしなので、子供たちのためにヒメダカを飼ったりインコを飼ったりはしましたけど。犬猫などのペットとは無縁の生活を送っています。

先週ピラティスのレッスンをお休みになった方に、何かあったんですか?と聞いてみました。無断で休んだことのない方でしたので、体調が悪かったのか気になってたものですから。

すると、16歳の老犬が亡くなったからだと。

老いて後ろ足が立たなくなって、病院に預けていたのでそうです。

それでも、9月の誕生日には一度連れ帰ってきてケーキでお祝いをしたのだそうです。それが先週、夜に電話で呼ばれ急いで車を走らせたそうですが間に合わなかったようでした。

その後、先生やスタッフの皆さんが犬の尊厳を守ってくださり、人にするように丁寧に最後までお見送りをしてくださった。と悲しみの中にも家族の心を大事に慮ってくださったことへの感謝と、、、そうしていただいたことで寂しい気持ちが癒されているように感じられ、暖かい気持ちが伝わってきました。

彼女の優しさや日頃の対応が、そういう人に巡り合えたのだと思いました。

埋葬に関しても尊厳が保たれたと言われました。細かく記すことはできませんが、出会いってあるのですね。

夜迎えに行って、だんだん冷たくなってゆく愛犬を抱いて号泣しながら車をゆっくり走らせ、いつも散歩に行っていたポートタワーのある公園に向かっていたという事でした。

そして、気が付くと自分の車の後を同じスピードでついてくる車があり恐怖に慄いたと言っていました。

「でも、このまま行こう。そうすればタクシーの運転手さんたちが仮眠をとっている場所があるから、クラクションを鳴らしたら運転手さんたちが助けてくれるかもしれない。」

そして路肩に車を寄せて、(ワンちゃんに)この空気に当ててあげよう。そう思って窓を開けると、後ろからついてきた車がスーと走り抜けていく、、、のを見たら、パトカーだった!と、、、、、

「私が、不審者だったのね!」二人で声をあげて笑ってしまいました。

号泣しながら愛犬の屍を抱いて、暗い夜道をスローペースで車を走らせているのは、やっぱり不審者ですよね!

愛犬の死で、沢山の方から愛をいただいたと言っていました。

お巡りさんも、本当にありがとうございました。

 

 

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コメント

waiwaiさん
ずっと一緒にピラティスをしている方ですが、個人的なお付き合いはありません。私よりずっとお若い方ですが、若いころから難病をお持ちなのだとお聞きしたことがあります。お義姉さんを気遣って買い物を手伝ったり、とっても行動的で明るい方です。
でも、一人暮らしだそうですから、寂しさも一入のはずです。
ペットも家族ですからね。
waiwaiさんのように、そらくんのような存在は理想的ですね!

老犬が亡くなったのは辛いけど・・・素敵な話ですね

16年も一緒に生活をしたんですもの、飼い主さんはお辛いでしょう

姉も10数年飼っていたゴールデンレトリバーを亡くし、今でも骨壺を家に置いています
手放せないようです

ペットはたまにくる息子の飼い犬そらでちょうどいいです(笑)

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