栗の渋皮煮
9月半ばに、手塩に掛けて育てられた大きな栗を頂きました。
余りにも素晴らしい栗でしたので、栗の渋皮煮に挑戦してみました。
鬼皮を剥くのは大変だと聞いていましたけど、ネットで調べると結構簡単でした。ただ、時間がかかるだけですね。
大変=難しいと勘違いしていました。
労を厭わなければの話ですが、渋皮煮は誰にでも簡単にできますね。
また来年、素晴らしい栗を頂くつもりで備忘録として残しておきます。(ちゃっかりしてます。)
材料
栗(鬼皮付)1kg
砂糖(三温糖or白砂糖)200g
重曹 小さじ6 (二回に分けて使う)
上記の材料は、おおよその分量です。実際には1kg以上の栗を使いましたが、分かり易い数字にしました。お砂糖は三温糖を使ってます。保存して置く積りなら、お砂糖はこの4倍位使うようです。
1、栗を水でざっと洗う。水に入れて浮いてくる栗があれば取り除きます。
栗拾いに行って落ちた栗を拾ってくると、もしかしたら虫食いがありますので、水に浮くかどうか確認してから調理に入ります。
2、お鍋には、栗が十分に浸かる程の水を入れて沸騰させます。
沸騰したら栗を入れて火を止めます。蓋をしたままにして、自然に湯温が下がるのを待って指を入れても大丈夫になったら、一つずつ栗を取り出して鬼皮を剥きます。
鬼皮は、つるつるした部分とざらざらした部分がありますが、その境目辺りのザラザラ部分に包丁を入れて切れ目を付けます。つるつる部分の方向に皮を剥ぐと手で簡単に剥けますが、実は傷つけない事。
3、鍋に、渋皮付きの栗+水+重曹小さじ3+落し蓋を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして15分煮ます。
落とし蓋は、栗が踊らないようにするためと、落とし蓋に灰汁がつきますから、灰汁を簡単に取り除くためにします。
4、火を止めたら、煮汁を捨てます。そして栗に入り込んだ筋などを丁寧に取り除きます。
真っ黒な煮汁が出ます。
5、3番4番をもう一度繰り返します。
(鍋に、15分煮た栗+水+重曹小さじ3+落し蓋を入れて沸騰したら弱火にして15分煮ます。そして、真っ黒になった煮汁を捨てます。)
*染色に興味のある方は、真っ黒な煮汁に絹布などを浸して見て下さい。綿布でも染まります。優しいピンク色に染まります。http://param-param-doori.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-e064.html
6、再び鍋に、栗とたっぷりの水と落とし蓋を入れ沸騰させて、弱火にして15分煮ます。濁った煮汁を捨てます。(煮汁がきれいになるまで、6番を3回くらい繰り返します。)
7、味を付ける前に一度栗を丁寧に洗います。ただし、これまでの手順の中で洗いながらやっておくと、大体きれいになっています。
8、水+砂糖を入れて火にかけ軽く混ぜながらお砂糖を十分に溶かします。一度沸騰させて火を止めます。
お砂糖は好みに合わせて少しずつ足すようにします。
栗を入れて落し蓋をしてもう一度沸騰させます。そして、沸騰したら直ぐに弱火にして30分ほど煮ます。火を止めて味を馴染ませるために常温でさまします。
(この後は、一日置いてまた続けても構いません。味見をして甘みが足りない時は、別鍋にお水と適当な量のお砂糖を入れ沸騰させ、それを足して塩梅を見ても良いと思います。)
美味しい渋皮煮が出来ました。
POMの体育祭の日に、KAULが千葉に来ると言ってましたので、それに合わせて作りました。
母親に確認すると、当日は表参道で少女たちのファッションショーを見て、夜は“嵐フェス”を見てそのまま帰らないと、連休明けに遠足の予定があって、まだ準備ができていないので大変な事になるから千葉行は無理だとメールが来ました。
折角の栗の渋皮煮なのに、、、、?
それでは、と言う事で宅急便で送る事にしました。
翌日、KAULから“美味しい”と電話が有ってやれやれと言ったところでした。お隣のおじいちゃんおばあちゃんにも少し届けてもらうように言い、「また来年栗を下さいね!」と伝えてもらう事にしました。
一緒に送った栗渋染めのスカーフの感想を聞くと「栗渋染め?メッチャ、ピンクジャン!」この感想も聞きたかったのよ~
また来年、新鮮な栗を頂きま~す\(^o^)/
最近のコメント